クラブや会館でのVJ・オペレーション設備環境について (VJまとめ part1)

VJ_1
自分はよくVJをすることが多いのですが、すぐに気になるのはクラブなどの会場の映像関係の設備です。
プロジェクターがあるのかないのかも関係ありますが、
あったとしてその出力(RCAやDサブなど)がどうなのか、そしてスクリーン(サイズやアスペクト比など)がどんな感じなのかで
使う機材や準備も変わってきます。
ただ、そういった環境について書いている人が少ないし、
会場のHPにもプロジェクターの機種名だけでどんな感じか、どこのブースでやるのかとかも
書かれていないので自分が経験した会場の設備に関して個人的なメモの意味合いも含めて
書いていこうと思います。(まぁ、会場に電話すればいい話なのですが、、笑)
まずは全体的なお話から、、
※ちなみにこれらは現在の状況を調べたわけではなく自分の過去の経験談、体験談として書いたのでもしかしたら環境も変わっているかもしれません。そこらへんをご理解いただければと思います。また知識も独学で学んでいったので間違いがあればご報告ください。修正します。

クラブはコンポジット(SD)が多い


今の世間ではHDMIのHD出力が当たり前になっていますがクラブではほとんどがSDです。
そして多いのがRCAのコンポジット出力。
正直クラブとかではSD画質である程度は充分なのでこの状態はあと数年は続くと思います。
ただ、やってる方としてはSDだけでことが済めば断然楽なのですが、
あとでイベントのオープニング映像をアップしたりすることを考えるとHDで作っておいてそれを会場用にSDに変換したり作り直したりするのでちょっとめんどくさいですね。
会場のプロジェクターもどんな感じになるかつなげないとわからないので当日の調整時間も確保しておかないといけないですし。
ちなみにこの時のミキサーはRolandのV-8を使うことが多いです。予算に余裕があるときはV-4EXかV-40HDを使います。

会館などはDサブやコンポジット両方いけるところが多い


一方で市民会館などにある会場のプロジェクターは経験上Dサブ、コンポジットの両方いけることが多いです。
Dサブが多いかもしれません。一回Dサブしか受けれないプロジェクターを使ってる会場があって焦った記憶もあり
会館でオペレーションをやるときのミキサーは必ずDサブ出力にも対応しているV-4EXやV-40HDを使っています。
たまにDVIもいけるところがありますが、DVIに関しては会館の人もあまりやってないと思うので反応としてはちょっと嫌がります。

会場にプロジェクターがなくて手配する場合は必ずHDMI出力を選ぶ


会場にプロジェクターがない場合があります。その場合はこちらか舞監さんが手配することになるのですが
必ずHDMI出力に対応したものにします。
これは当たり前ですが、今はもう映像はほぼHDで作っているので上記でつらつら語ったようにSDで出すと色々めんどくさいんですよね。
なのでHDMIで出せるもの、そしてプロジェクターによってはXGAなどの4:3出力のHDMIのタイプがあるのでWXGAなどの16:9(16:10)対応のものにします。
一応4:3でもいけるのですが、例えば16:9で作った映像を同じ3000ルーメンのもので映したとしても4:3対応のプロジェクターを使うか16:9対応のプロジェクターを使うかで明るさは変わってしまします。
というのも4:3で16:9の映像を投影すると縦伸びの映像になってしまいます。なのでプロジェクターか編集ソフトの方で画角を16:9に調整します。すると上下に黒が入ってしまいます。ルーメン数は全体の明るさなので当然、画が出ている部分に明るさが集約されるわけではなく上下の黒の部分も含まれてしまいます。なので実質ルーメン数は落ちてしまうのです。16:9(16:10)対応のものであれば4:3の時のように上下に黒が出ることはないので3000ルーメンをフルに使えます。
またどういうプロジェクターを手配するかは会場によりけりといったとこでしょうか。。客席の前の方から、あるいはリアで裏から映せるのであれば3000〜6000ルーメンのプロジェクターにしています。ただ客席の後方からの場合は最低でも7000ルーメンは必要かなと思います。個人的に今までで一番最大で15000ルーメンのプロジェクターを使いました。電源も200Vだったので変圧トランスを使ったりとかなり大変だった記憶があります。

スクリーンの画角やサイズも確認


気にするのはプロジェクターばかりではありません。投影先も重要になります。
ホリゾントに投影する場合は全体がスクリーンのようなものなので枠もないし、はみ出すこともないのでほとんど問題ありません。
問題なのが設置されたスクリーンに投影する場合です。
スクリーンも4:3である場合がほとんどなのでそこに合わせて調整したり枠にもはみ出さないように気をつけたりと結構厄介です。
なのでホリゾントに投影するのかスクリーンに投影するのかの確認もしといたほうがいいかもしれません。

電源の確保


そして次に大事なのが電源の確保です。自分はクラブの場合は必ず3mほどの長さの電源タップを持っていきます。大抵はブースにタップが置かれているのですが、他の機材にも使われていたり、ブース下にあるコンセントを使ってといった感じもあるので、PCやミキサー、モニターなどを使うことを考えるとタップは必須かと思います。もしも忘れても会場側で貸していただける場合がほとんですが、ない場合もあるので甘えてはいけません。

会館では電源が照明なども関係するため一般的な平行型のコンセントではなくC型の電源の場合があります。正直C型はこういう時以外は使わないのでその場合は変換を会場のものを借りるか、照明さんのものを使わせてもらいます。なのであらかじめ確認はとります。平行型の電源はあるのか、ない場合は変換を借りれるのか。あとはタップももちろん持っていきますがこの時持っていく電源タップは電源の場所が遠い場合があるので10mのものを持っていきます。

ということでちょっと長くなりそうなのでPART1としてここまでにします。
次回は本題である実際にCITTA’や新木場のCOAST(ageha)など自分がVJをした会場の環境を紹介しようと思います。
ではまた!

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