縦型のAirMac TimeCapsuleのHDDが壊れた時の交換方法


気づいたら桜の季節も過ぎてしまいました。
今回はいつもNAS的な利用をしていたAirMac TimeCapsuleについてです。

(私が持っているのは3TB版です)
ちょうど今日、AirMacが生産終了になると発表されてタイムリーな記事になってしまいました。。。笑

最近、急にいつも使っているTimeCapsuleが認識しなくなってしまいました。
何が原因か調べてみるとどうやらHDDが壊れたみたいで、、、
結構大事なデータも入っていたので初期化も怖いし、、、
これはHDDを取り出して確認しないといけない。ということで分解することにしたのですが、
旧タイプのTimeCapsuleに比べて新型のTimeCapsuleのこういった記事があまりないのです。。。
その中でなんとか見つけたのがこちらのブログ
iFixitのサイト(ブログの方でもiFixitのページ紹介していますがHDDなしのページのようで、こちらのページの方がHDDの分解について書かれてあります。)

まずこれらのページを見て驚いたのは高級志向のapple様がシーゲートの安物HDDを使っていたことに驚き。。。
こりゃ壊れるわ・・・
色々調べてみてまず分解に必要な工具を購入。

星型ドライバーは前に買ったマルチドライバーが使えそう。(結果、使えました)

そして交換するHDDですが、シーゲートのHDDでないとサイズ的に合わないとブログに書かれていたので
少々不安ですが、シーゲートのHDD 4TBを購入。

(こちらですが結果的に他メーカーのHDDでも入ることが判明しました。シーゲートを買う必要ないです!)
これで準備は万全!

ということでiFixitの記事を参考に開けてみることに。
以下、参考にされる方は自己責任で開けてください。保証対象外となります。

【ステップ1】中を開ける

中を開けるためにはAirMac下のゴムふたを開ける必要があります。
まずは溜まったホコリを取りましょうw
そして分解前に写真を撮っておいてください。最後の蓋を閉めるときに参考になります。

ゴムと白いプラスチックな箱の間に購入したヘラのような工具、スパッジャーを入れます。
やってみて思ったのですが、隙間がほぼないためガンバっていれるのでどうやっても開けた跡は残ります。
そしてこの工具がないと開けづらいと思います。。

【ステップ2】メタルプレートを外す

中を開けるとこのようにメカメカしい中身となっております。

まずは電源ソケットを外します。これは上に上げるだけで簡単に外れます。

この真ん中のプレートを取り外します。星型ドライバー(T8)を使い、4箇所外していきます。

ずっとくっついていたからか、ネジを外してもプレートを取るのに少し力が入りました。

【ステップ3】ケーブルをはずす

まず1、2、3の順番で外すのですが、1は上に引っ張り、2と3は前に引っ張ります。

ケーブルを傷つけないために手で外すよりもピンセットを使った方が良いと思います。(正直ここが一番神経使いました)

【ステップ4】HDDに接続されたSATAコネクターをはずす

プレートについていたゴムをはずすとSATAケーブルにつながったHDDが見えてきます。


このSATAコネクターの両端を押しながら上に引っ張るとコネクターが抜けます。

これで換装に必要なすべての接続をはずすことができました。

【ステップ5】HDDを換装

下についているゴムの影響かなかなか外れず、思いっきり引っ張らないと取り外せません。(窪みを利用します)

取り外すと両端にゴムが付いています。こやつらのしわざか!
ちなみにこいつも取るのに苦労します。(iFixitではカッターを使っているようです)

はい、こんな感じで気づいたら爪が割れました。(ていうか爪を切れって話ですよねw)

どうやらシーゲートでも確認不足でHDDの種類を間違えたようです…

入れ替える方は厚さも細くゴムが合わなくなったのでポロポロ取れてしまいます。
ピンセットなどを使い先に下に入れた方が楽です。

とりあえず若干隙間ができましたが、、入ったので良しとします。これで換装完了。
という感じなのでゴムを調整したりすれば他メーカーのHDDでも問題なさそうです。

【ステップ6】逆の流れで元に戻す

SATAコネクタ、ゴム、ケーブルと逆の手順で戻していきます。

気をつけたいのがケーブル。なかなかつけるのに苦労しますが、ピンセットで頑張ってください。
少し引っ張ってみて外れないか確認が必要です。

元に戻したら蓋をします。きちんと向きがあるので分解前に撮っておいた写真で確認。

これで完了です。
難しいようですが、iFixitのサイトを見ながらやれば
英語がわからなくても写真が多いので意外と楽にできました。
なので販売終了前に買う人は一番安い2TBのモデルを買って
自分の信頼するメーカーのHDDに入れ替えるのもアリだと思います。(保証はなくなりますが。。。)
ちなみにHDDのないモデル(AirMac Extreme)はHDDを入れるスペースはあっても
SATAコネクタがないようなので簡単にHDDを取り付けられないようです。

次に設定です。

【ステップ7】Macでユーティリティで設定

Macのアプリケーションから「ユーティリティ」フォルダに「AirMac ユーティリティ」を開きます。
するとこの画面になります。

AirMacのアイコンをクリックし、編集へ

ディスクを選択すると、分解時のケーブルの接続などが問題なければHDDが出てきます。
出ていたら「ディスクを消去」をクリック

ここでNASで表示される名前を好きな名前で設定。
フォーマットするだけなのでクイック消去で問題ないです。

これで設定完了です!
と思ったら、、、なかなかオレンジからグリーン(正常表示)にならない!
どうしてだろうといろいろ調べていたらいつのまにかグリーンになっていました。。。
設定後、認識などに少し時間がかかるのかもしれません。

ということでAirMac TimeCapsuleのHDDが壊れたので換装してみた、の記事でした。
写真も多く、長い記事だったので書くのに時間がかかってしましました。。疲れた。。。

さて次は壊れたHDDをなんとかデータを取り出さないと。。。
駆動音がしないのでモーター系の物理的な異常っぽいです。
調べたところ復旧はかなりお金がかかってしまうのでなんとか自分でパーツを交換してみようと思います。
それは記事にしないかもですが、、しっかり調べてやってみたいと思います。
ではまた。

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