映像をやっている方で必ず問題になるのが機材の運搬ではないでしょうか?
特に自分のように基本的な交通手段が電車がメインな人にとっては結構重要な問題です。
記録撮影などカメラが2台以上必要な時、みなさんはどうしているでしょうか?
最近自分の事務所近くで大きなカメラバッグを2つたすき掛けのように左右の肩にかけて
Viintenの三脚を2本持って歩いている人がいました。
かなりアグレッシブだなと思ったのですが、
そんなにパワーもなく恥ずかしがり屋な自分にはここまでできず、
小さい三脚などにしてカメラバッグにリモアのスーツケースでごまかしていたのですが、
1年くらい前からちょうど良いのを見つけて使うようになりました。
それがマンフロットのキャリーバッグです。
照明器具を入れる用途のバッグのようですが、
三脚なども入れられるのはこれしかなく撮影用のキャリーケースとして重宝しています。
サイズは高さ84cmの58L、高さ100cmの90L、高さ114cmの103Lがありますが、
自分の身長が170cmなので高さが100cm以上だと自分の身長の半分を超える高さになり、
持ち運びに大変だと思ったのと、
他の方のレビューで90L以上だと電車の中で目立つということも書いてあったので
58Lにしました。
正直58Lでも大きさ、重さが相まって持ち運ぶのは大変で若干目立ちます。笑
そこらへんのメリットデメリットは最後に書くとして、、、
ちょうど撮影があったので、普段どんな中身構成にしているかご紹介しましょう。
中身構成
大抵はこのキャリーバッグ+マンフロットの三脚で1セットです。
(基本的に記録撮影の際はワンマンの場合は2台で撮るのでもう一本の三脚は別で肩持ちです。)
まず、外側の大きいポケットには
電源コードや配布されない案件の場合の自作パス(撮影STAFF)、イヤホンや15インチのMacなどを入れています。(この時点でもう重い)
そして中身。
右側の2ポケットは特に入れているものはないのですが、
余ったディバイダー(仕切り)やプチプチなどの梱包を入れてあります。
梱包はいざという時に便利です。
11インチのMacBookAirなんかも入ります。(撮影機材と干渉すると怖いのでカバーは必須だと思います)
そして左側に移って
右サイドには三脚(Libec ALLEXを雲台と脚に分解)、XLRケーブル10mを2本
左サイドには
下段はNX3にサイドポケットには充電器
中段にはAX100などの固定用のカメラ(FS5の時もあります)にサイドポケットには各種バッテリー。バッテリーは最低でも3本持っていきます。
上段は2層にしており、上には黒・透明の養生テープ(たまにパーマセルも)、ブロワーとクリーニングクロス。
下はNX3用のワイコンとSDカードを収納しています。
サイドポケットにはもう1、2台欲しいなぁ〜という時のためにGoProを入れてあります。
これが大体スタンダードな運搬スタイルです。
危険なのはカメラ。下向きに入れることになるのでちょっと心配です。
実際これが原因なのかはわかりませんが、
取り出して使うとフォーカスが全く合わず何度も再起動しないと直らない現象が多々ありました。(不良として交換後のカメラは今までそういうことにはなっていないので単純にカメラの問題かもしれませんが。。。ただ、なるべく縦にせず斜めにして横になるように運搬して気をつけているのでそれで問題の現象が起こらないのかもしれません。)
ちなみにこれに映像送出もやるとなると前に紹介したTHULEのカメラバッグにミキサーや
HDD、コンバーターなどを詰め込んで持っていきます。
ここまでくるとキャリーバッグに三脚にカメラバッグと
さすがに電車移動が大変で周りにも迷惑がかかるためタクシー移動にしてます。
ちなみにカメラをさらに追加する場合はマンフロットのPL-CC-193かドンケのカメラバッグ(F-2BB 11.5L)に1~2台入れます。
メリット
このキャリーバッグのメリットとして
まず収納。ディバイダーも多いのでカメラを分けて収納できます。
これだけの量を収納できるのは大変ありがたいです。
欲をいえば三脚に雲台までつけた状態でいれたかった(同じLibecのTH650はそのままでも入ります)。
もう少し欲をいえばマンフロットの三脚を、、、
とか言ってるとそれなら90Lにしろと言われそうなので控えます。笑
あとはクッション。今までリモワのスーツケースを使っていたのですが、衝撃を吸収してくれるクッションなどは何もないので毛布を敷いてなんとか対応していました。
これだと全体的にクッションなので気にせず収納できます。
またハンドル(取っ手)が横にもあるのは横持ちもできるのでありがたいです。
デメリット
デメリットとして
当然のことながらデカいです。笑
こんだけ入れていると重さもかなりあります。
そもそもからの状態でも4.5kgあるので、これにカメラなどを入れるとやばいです。。。
(筋トレにはなります。)
また最大のデメリットはローラーが後ろの2つしかないことと、キャリーハンドルがないこと。
まずローラーが後ろ二つしかないので段差などで気をつけないとバランスがグラグラと崩れます。リモワのように4つローラーがあるとそのままの状態でもスーと持ち運ぶことができるのですが、それができません。(ただ、その代わりに前がストッパーなのでコロコロと転がっていくことはない)
そしてスーツケースのような伸縮性のあるキャリーハンドルがないため、持ち運びに不便です。
伸びないハンドルでずっと引っ張って持っていくのは腕がかなり疲れます。
しかも重いので切れちゃわないかも心配。。
このような感じでメリットデメリットはありますが、
現状では最強の記録撮影用ワンマンキャリーバッグだと思っています。
本当はキャリーハンドルとローラーが4つになると嬉しいので
マンフロットさんにはこの思いが届くことを願っています!笑
ではまた。